掲載日:平成26年10月15日更新
眠っている伝統文化を地域に還元
10月15日(水曜日)、南魚沼市役所で、新潟大学人文学部との連携協定調印式を開催しました。新潟大学人文学部からは、高木裕学部長、原田健一教授、榎本千賀子助教が出席しました。
新潟大学人文学部とはこれまで、飯綱山古墳群・蟻子山古墳群の発掘調査や坂戸城跡保存整備、浦佐毘沙門堂裸押合いの習俗の郷土史編さん事業などで、多岐にわたる連携を行ってきました。この協定は、今後も歴史文化などの分野で、相互に協力し、南魚沼の地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的にしています。
市長はあいさつで「南魚沼の新たな歴史文化が発掘されることを期待しています。また、新たな発見や学術成果が、市の人材育成につながることを期待します」と語りました。
高木裕学部長は「人文学部の地域貢献できる学問分野は、歴史学、考古学、民族学、社会学、地理学、芸能論など、まだたくさんあります。研究成果を地域の皆さんに還元できるように、頑張っていきたいと思います。また、眠っている伝統文化を掘り起こすことは、私たちの学問の糧にもなりますので、ぜひ続けさせていただきたいと思います」と語りました。
この連携協定を記念して、写真展「今成家写真と南魚沼の文化」、講演会、ワークショップ「映像を見ながら語り合おう 昭和の南魚沼」を実施します。
写真展「今成家写真と南魚沼の文化」
期間:10月19日(日曜日)~11月21日(金曜日)
会場:南魚沼市図書館
講演会
日時:10月19日(日曜日)13時30分
会場:南魚沼市図書館
講演:「今成家芝居写真と地芝居」滝沢繁(南魚沼市郷土史編さん委員)、「今成家写真から見る日本初期写真史」榎本千賀子(新潟大学人文学部)
司会:原田健一(新潟大学人文学部)
ワークショップ「映像を見ながら語り合おう 昭和の南魚沼」
日時:10月19日(日曜日)15時
会場:南魚沼市図書館
内容:新潟大学地域映像アーカイブセンターでは、かつての南魚沼地域の様子を記録した映像が多数所蔵されています。このワークショップでは、市民のみなさまに参加いただき、かつての南魚沼での生活や暮らしについて語り合っていただきます。地域のこれまでの歩みに思いをはせると同時に、未来に何を残していくべきかを考えたいと思います。
進行:原田健一(新潟大学人文学部)