掲載日:平成27年5月19日更新
医療機関の連携で、地域全体でひとつの病院をめざして
5月19日(火曜日)、新潟大学地域医療教育センター・魚沼基幹病院の竣工記念式典と内覧会が開催されました。6月1日(月曜日)に開院する魚沼基幹病院は、最新鋭の設備や多くの診療科を備え、これまで中越医療圏などに依存していた救急・高度医療を担っていくこととなります。
式典で内山魚沼基幹病院院長は、「全国でも新潟県は医師不足の県であり、この魚沼圏域は特に少なく、日本が近い将来必ず迎える過疎・高齢化社会の先取りともいえる地域です。未来への投資をこの地でやることは、この病院ができるだけではなく、多くの意味があると思います。地域医療教育センターもできあがり、この地域における総合診療医の育成もめざしています」と、語りました。
祝辞で井口市長は、「最新設備で高度な医療をこの地で受けられることを、本当に嬉しく思います。自治体の長の最大責務と任務は、地域住民の生命・財産を守ることです。健康を守る医療、そして教育がきちんとしていることが地方創生の第一歩だと思います。基幹病院を生かしながら、この地域に人がつどい、移住もしていただけるまちをめざしたいと思います。今日に至るまでの多くの方の努力、支援・協力に感謝します」と、語りました。