掲載日:令和2年10月21日更新
誇りを胸に地域一丸となって冬を迎える
10月20日(火曜日)、イオン六日町店の駐車場を会場に、令和2年度 南魚沼地域合同除雪出動式とニイガタ除雪の達人選手権が開催されました。
南魚沼地域合同除雪出動式は南魚沼地域の高度な除雪体制をアピールし、雪国の魅力を発信すると同時に、次世代を担う子どもや若者たちに雪国の暮らしを守る除雪作業へ理解と誇りを持ってもらうために開催しています。南魚沼地域の各道路管理者と除雪作業従事者、南魚沼警察署、北辰小学校の児童と湯沢学園の園児など150人以上が参加しました。
式典で林市長は「冬期間に何の支障もなく移動ができ、人々が交流できるのはこの除雪のおかげです。優れた除雪体制を持つ南魚沼地域の誇りと、作業における責任感を再認識し、地域一丸となってこの地域を守っていきたいと思います。また、子どもたちにふるさとを思う私たちの姿を見てもらい、将来この地域を守る人材に育ってもらいたい」と語りました。
除雪車の鍵の引き渡しでは、北辰小学校4年生6人がメッセージを添えた鍵を渡し、激励のメッセ-ジを贈りました。湯沢学園の園児10人は、市内の保育園児が協力して制作したメッセージ付きリースを「頑張ってください」と声をそろえて渡しました。
式典の最後には、除雪作業者を代表して南魚沼市除雪企業体の町田建設株式会社 町田さんから「過去の豪雪で培った技術で経験をもとに安全な作業に努め、無事故を目指し従事者一丸となって努力することをここに強く決意いたします」と、この冬の除雪作業への決意が表明されました。
日ごろの作業で培った技術を披露
合同除雪出動式の終了後はニイガタ除雪の達人選手権が開催されました。
この選手権は、オペレーターの除雪技術とモチベーションの向上、将来の担い手を確保することを目的に開催しています。
除雪車を使って、風船割りやスラローム走行、砂ケーキ落としなどの競技が行われ、南魚沼地域の国道、県道、南魚沼市道、湯沢町道、高速道路を除雪しているオペレーターの中から選抜された5チーム15人が参加しました。
本州での開催は初めてで参加した15人の選手は、冬期間の除雪作業で培った技術を余すことなく発揮し、ゴールを目指して除雪車を操りました。
参加者は、「普段はこんなにスピードを出して走ることはない。スラロームなどはとても楽しかった」と語りました。観戦していた子どもたちは、迫力のある走行に歓声を上げ、目の前を通る除雪車に大きな声で応援をしていました。