掲載日:令和2年12月24日更新
持続可能な医療体制を構築するために
12月24日(木曜日)、市役所本庁舎2階に医療対策推進本部を設置し、第1回医療対策推進本部会議を開催しました。
医療対策推進本部は、9月29日に第6回をもって終了した「南魚沼市医療のまちづくり検討委員会」から、今後の医療のまちづくりに関する提言をいただき、全庁あげてこの課題に取り組むため設置したものです。林市長が本部長、外山副市長が副本部長を務め、広範多岐にわたる「医療のまちづくり」事業を有機的にとりまとめ推進していくことになります。医療対策推進本部員は、本部長、副本部長のほか、総務部長、福祉保健部長、病院事業管理者など10人で構成されています。
今後、全庁で情報の共有を図るとともに、実務的な部分については多職種によるタスクフォース(特別チーム)が、実効性のある検討を進めていきます。
第1回医療対策推進本部会議では、市民病院の経営改善や大和病院の改修、医師確保などの課題について、実務を行うための6つのタスクフォースの設置や編成、今後のスケジュールなどについて話し合いが行われました。
林市長は本部長あいさつで、「市の最大の課題と位置づけ、医療対策推進本部を設置しました。医療のまちづくり検討委員会の提言を受けて、今度は市が意思決定をしていく中で、南魚沼市における持続可能な医療体制の構築を図ること、市民参画型の生涯を通じた健康づくり、保健・医療・介護・福祉が連携したまちづくりを推進することなどの目標を掲げ、垣根を超えて全庁でこの問題に立ち向かい、本部長として肝いりで進めてまいります。副本部長として外山副市長にはこれまでの経験から、さまざまな議論を展開していただき、より良き道を進めていきたいと思います」と語りました。
副本部長の外山副市長は、「医師不足と公立病院の経営の悪化の問題は、南魚沼市だけの問題ではなく、全国的な構造的な問題です。南魚沼市は、医師確保を中心に難しい地域となっています。今日の医療対策推進本部とタスクフォースを足場にして、みんなの意識を一つにがんばらなければいけないと思っています。広範な仕組みの中で、関連する国や県などの機関も巻き込みながら、進めていく必要があると思っています」と語りました。