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南魚沼市
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ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」令和4年度「むーけーげー(無罣礙)」 令和4年10月1日

「むーけーげー(無罣礙)」 令和4年10月1日

掲載日:令和4年10月1日更新

「せめて」光れや稲越光

驚いた表敬訪問が相次いで2件。
それは、あの白鵬さん(現宮城野親方)と藤波辰爾さんで、「なぜ南魚沼市に?」と思いましたが、お二人に共通していたのはお米のご縁。
「いろんなお米を食べてきたが、こんなにうまいものがあるのかと驚いた」と話された。
さらに共通点は、お二人とも「誰が作っているのか探した」こと。

前人未到の45回優勝という元大横綱は私に「神が宿るお米だと思った」ともささやかれた。探し当てた六日町地区の青年農業者と組んで、この秋から「夢」と名づけた「白鵬米」として売り出します、と。
アントニオ猪木さんの愛弟子として大活躍し、プロレス界に不動の名を刻む藤波辰爾さんは、訪ねた塩沢地区の農家から田を借りて、何と10年以上も前から当地に通い、自身で米作りを。経営されているお店で「藤波家のお米」として販売している、と。恥ずかしながら知らなかったなあ。

当市へのふるさと納税額は、昨年度45億円を超え、ついに県内1位に。全国1,788ある自治体中22位、米部門では間違いなく全国一で、返礼品の約8割は米・餅が占めています。
ふるさと納税やさまざまな交流をきっかけに、当市が募集している「ふるさと応援隊」の登録者は、今なんと2万人を超えています。
今月、市は初めてとなるファンの集い「南魚沼感謝祭」を東京赤坂の由緒ある乃木神社で開催します。トークショーなどには市の交流大使や藤波さんからもゲスト出演のご協力を。

お米のご縁が更なる広がりとなる中で、色づく稲穂に先人の汗を想わずにはいられない。
コシヒカリ誕生に携わり、その名付け親の國武正彦氏(元新潟県農業試験場長)が詠んだ「木枯らしが吹けば色なき越の国 せめて光れや稲越光」。
当時の切ない挑戦心だったであろう「せめて」への思いを、今私たちは「攻めて光れ!」と置き換えて挑みたい。

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