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南魚沼市
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ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」平成29年度「むーけーげー(無罣礙)」 平成29年5月1日

「むーけーげー(無罣礙)」 平成29年5月1日

掲載日:平成29年5月1日更新

大人の心意気

モノクロだった冬山に春の訪れを一番先に告げてくれるマンサクの花。雪消えの庭で待ちかねていたように一斉に蕾(つぼみ)を開くスイセンたち。真っ盛りの春を象徴する菜の花。梅や桜も大好きだけれど、春は黄色が特に似合うと思います。今日(4月10日)は、一段と春を感じられた日でした。登校時に、体の半分もあるようなランドセルを背負って、上級生に遅れまいとくっついて行く新一年生の姿。黄色の通学帽の何とほほ笑ましいことか。子の成長を願わぬ親はなし。こんな私でさえ、今は一人で大きくなったような顔をしている我が子たちの、入学後の初登校の黄色い帽子姿の写真をこっそり眺めることもあるのです。健やかな成長を願うばかりです。

「示めそうよ黄色い帽子に大人の手本」春の全国交通安全週間のスローガンでした。ニュースでは、子どもたちが巻き込まれる痛ましい事故が後を絶ちません。歩行中の事故において、死傷者数が最も多いのは7歳児で、全年齢平均の3倍と群を抜いています。登下校時、雨の日も雪の日も早朝から子どもたちを見守ってくださる多くの地域ボランティアのみなさん。市には多くの歩道設置の要望が寄せられます。しかし、現実はなかなか思うようにはかどりません。「今、目の前を歩いているこの子どもたちが大人になってしまうぞ!」と焦燥感すら感じます。今できることは何か?

わたしたち大人は、自動車という利便を享受しています。少しの不便や我慢を是としたい。通学路の時間的な一方通行や通行止めの制限を考えられないか。県公安委員会のみなさんの見解は、「広義の地域同意が必要。厳しいのでは?」

市と教育委員会は、今年度、地域の方々にも呼びかけ、この問題を提起します。市民各位のご理解をどうかたまわりたい。黄色い帽子の彼らに大人の心意気を示しませんか!

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