コンテンツの本文へ移動する
南魚沼市
ふりがなをつける 読み上げる
文字サイズ
閉じる
小さく 標準 大きく
背景色
ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」平成29年度「むーけーげー(無罣礙)」 平成30年3月1日

「むーけーげー(無罣礙)」 平成30年3月1日

掲載日:平成30年3月1日更新

自らを信じる力!

固唾(かたず) をのむ思いで、塩沢中学校で行われたパブリックビューイングの大画面を見つめていました。画面には、平昌(ピョンチャン)に駆け付け、母校の後輩たちが託した寄書きの横断幕を掲げる応援団のみなさんも。緊張を破りスタートを切る小野塚彩那選手。勝負の3本。大歓声とため息。そして、温かな拍手が会場を包みました。熱い思いを共有し、健闘を称(たた)えました。雪国の小さな自治体から、小野塚彩那選手、田中友理恵選手、2人も日本代表として出場。スキーがこの地に始まって今日まで、どれだけの先人が夢みた舞台であったか。その夢と思いのすべてを乗せて、舞い、駆けているように私は思いました。頭をよぎったのは「自分を信じる力」という言葉でした。誰が今日を予想し得たか?すべての始まりは本人の決意から。

志ある子どもたちが、練習環境を求めて南魚沼市に集い始めています。将来のトップアスリート、次代の平野歩夢(あゆむ)選手や小野塚彩那選手をめざす市外の小・中学生が、今冬から当市で長期合宿を行っています。世界大会を開催できる基準で整備したガンホー・モンスターパイプ、小野塚選手の井口前市長への直談判から計画が始まり昨春完成した南魚沼市トレーニングセンター、昨年暮れにオープンした小栗山サンスポーツランドのスケートパーク、これらの施設が揃ってきたことが背景にあります。「アルビレックス・スノーボード・エリートアカデミー」として、塩沢中学校隣のセミナーハウスに寄宿し活動を始めています。今後は、子どもたちの移住や転校も考えられ、当市発の環境整備が移住政策にも変わろうとしています。県や国の助力を期待し、札幌市の大倉山ジャンプ競技場のような文科省指定の「ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設」への申請をしたい。大義を持って聖地化を図りたい!それが、彼女たちのがんばりに応える一つのカタチであると思っています。この挑戦は、必ず当市のスポーツ全体の向上に通じると確信します。自らを信じる力がなければ、道は切り拓(ひら)けない。

カテゴリー