コンテンツの本文へ移動する
南魚沼市
ふりがなをつける 読み上げる
文字サイズ
閉じる
小さく 標準 大きく
背景色
ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」令和2年度「むーけーげー(無罣礙)」 令和2年8月1日

「むーけーげー(無罣礙)」 令和2年8月1日

掲載日:令和2年8月1日更新

「チカラ」をもう一度

本稿を執筆している7月半ば、テレビなどでは新型コロナウイルス感染症の第2波を憂慮するニュースが連日取り上げられ、それを受けて国の「Go To トラベルキャンペーン」への賛否論が盛りです。

この市報が届くころには世の中がどうなっているのか?市でも、売上の落ち込みが甚大な観光業への支援策を実施する方向ですが、新型感染症拡大への懸念から実施内容や時期などについて苦慮しています。

何をやれば正しいのか、市はこれまで判断に迷いながらまさに手探りで新型感染対策を続けてきました。対策費は総額で10億円を超えます。
いつ起こるかわからない水害などの自然災害への備えや蓄えも考慮しつつ、財政を傾けることなく事態に打ち勝たなくてはなりません。国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の市への内示をにらみながらの取り組みです。

7月4日から発売した市民対象の「プレミアム付飲食・宿泊券」は、市民の力で市内経済の回復をめざそうとしたもので、立案当初は、市内に残る色濃い自粛感やこれほどの経済低迷の中で、はたして購入が進むだろうかと心配までしていました。しかし、完全に見誤っていました。反響が想定をはるかに超えてしまい、販売方法など猛省しなければならない事態となってしまいました。連日多くの叱責、苦言をいただきました。市長として心からお詫び申し上げます。
一方で、新型感染症により大打撃を受けた市内の業種のみなさんに対し、これほど多くの市民が支援しようとする姿勢やその購買力に感じ入りました。市民の想いと力に正直、驚愕しました。本当にありがたかった。みなさんの力で経済はこれから緩やかながら回り始めるでしょう。
反省すべきは謙虚に改め、しっかりと次の支援策に取り組みたい。観光業などに対し、本格的に市外のみなさんの力を頼るのはまだ先かもしれません。

どうか、市民のみなさんの「チカラ」をもう一度お貸しいただきたい。よろしくお願いします。

カテゴリー