コンテンツの本文へ移動する
南魚沼市
ふりがなをつける 読み上げる
文字サイズ
閉じる
小さく 標準 大きく
背景色
ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」令和元年度/平成31年「むーけーげー(無罣礙)」 平成31年4月1日

「むーけーげー(無罣礙)」 平成31年4月1日

掲載日:平成31年4月1日更新

札幌市役所の光景

長年の思いでした。南魚沼市立総合支援学校が校外学習の一環として運営する「MSGカフェ」。
高等部の生徒たちがスタッフとなり、地域の人たちと交流することで社会参加への積極性や社交性を高め、卒業後にも役に立つ接客やサービスを学ぶことなどを目的として、これまで図書館などで開催してきました。

2月21日(木曜日)、より多くのみなさんに知ってもらおうと市役所本庁舎1階の市民ホールに初めて出店してくれました。生徒が笑顔で提供した140杯の無料のコーヒーはあっという間に、販売していたクッキーやケーキなども完売となる大盛況ぶりでした。

開店前のあいさつで私は「議員時代に視察に行った札幌市役所の光景が忘れられない。障がい者のみなさんが庁舎でカフェを開き、職員や市民に元気を与えている様子に感激しました。このカフェが、共生社会の一歩として、楽しい交流の場となることを願っています」と激励の言葉を贈りました。
札幌市役所の「元気カフェ」は、これまで来庁者の待合空間だったロビーを一変させ、来庁者数は年間3万人を超えるとか。視察後、私は報告書に「涙が出た視察など初めて。障がい者の就労支援は当然だが、彼らの真摯(しんし)な働きぶりや笑顔、大きな声で接客する姿は、市職員の意識改革にもつながり、来庁者すべてを鼓舞するだろう。あの和やかなロビーの光景を南魚沼で実現させたい!」と興奮気味に書いていました。

その思いに応えてくれたのが、今や当市の誇りである総合支援学校。平成29年に、本庁舎1階に開設した総合窓口はおおむね好評。案内がわかりやすく、明るくなったと。
しかし、もう一歩前に進みたい。市民の憩(いこ)いの場となり、同時に総合支援学校卒業後の就労の一助となるよう常設化をめざしたい。今回は一日限りでしたが、新年度からは定期的に、と学校関係者。

まずは一歩。できない理由を探さない、どうやったらできるか。
やればできる!

カテゴリー