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ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」令和5年度「むーけーげー(無罣礙)」 令和5年7月1日

「むーけーげー(無罣礙)」 令和5年7月1日

掲載日:令和5年7月1日更新

反省をいかしたい

畔地浄水場の運転開始以来、30年の間で初めての経験でした。「水質異常の疑い」から運転停止に踏み切った先月の事案。安全・安心でなければならない水道水で、市民のみなさんにご不安やご心配をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。

6月5日(月曜日)夕方、水質検知用水槽内のウグイ9匹がすべて死んだことにより、直ちに運転を停止。現場からの一報に接し、私の頭をよぎったのは水源への毒物投入などの最悪想定でした。検査機関に水質検査や魚の死因など、原因解明を直ちに依頼。(今後、調査の詳細などはご報告いたします)

非常用水源井戸による補水は功を奏しましたが、市内の一部地域に断水がありえた。このままではトイレ水や入浴などにも大変な不便が予想されることから、「生活用水」確保を重視した給水、しかし飲料は不可(検査結果が確定するまで)という苦渋の判断でした。本当にありがたいことに県広域応援で4市から給水車が当地に。検査の結果次第では自衛隊の出動要請まで覚悟をしていましたが、6月6日(火曜日)夕方、水質検査の結果が知らされ、給水を再開。この間には多くのみなさんが給水車に並ばれ、店頭ではミネラルウォーターが底を尽き、買えなかったみなさんも。多くのお叱りを受け、公式に陳謝をしましたが、私は「何事もなく本当に安堵した」というのが本音でした。課題は残りました。

1番の課題は、情報を伝えることの難しさ。サイレン柱のスピーカーや広報車をもっと、などご指摘もいただきました。しかし、どれも有効性には限界がある。現在、最も有効なのは、今やほとんどの人がお持ちの携帯電話とラジオです。携帯電話でインターネットラジオ放送も聞けます。「防災メール・LINE登録のお願い」をこの市報と一緒に配布しています。たっての願いです。必ず登録してください。高齢者など周囲で登録困難な人がいらしたら、ぜひ助けていただきたい。市の緊急情報は市公式ウェブサイトとラジオ、防災メール、LINEから発信します。この度の反省を次にいかさなければなりません。これから台風・大雨のシーズン。どうかよろしくお願いします。

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