掲載日:令和5年8月18日
野生動物の餌付けは、いろいろな悪影響が生じます
野生動物と近くで接したいなどの理由で、餌をあげる人がいます。野生動物に餌をあげることは、心優しい行為に感じられるかもしれません。しかし、自然界で生きる力を損なうことにつながり、野生動物にとって悪い影響を与えます。特に、住宅地でのカラスやハトの餌付けは、近隣の生活環境の悪化につながるといった相談が寄せられています。
野生動物への影響
- 人が与える餌に依存し、自然の中で餌を取ることができなくなる
- 人の与える餌に寄ってきて密集することで、感染症の発生リスクが高くなる
- 生息数が増えて、生態系のバランスが乱れる
人への影響
- 糞や鳴き声などにより、地域の生活環境が悪化する
- 警戒心が薄れて、人に接近するようになり、危害を加えるようになる
- 野生動物の持っている細菌などにより、人の健康を害するおそれがある
野生動物は、本来は自力で餌を確保して生きていく生き物であり、そのような食物連鎖によって生態系が保たれています。
自然界の保存のためにも、野生動物の餌付けはやめましょう。