更新日:令和7年2月17日
市制施行20周年・図書館開館10周年記念事業の第2弾として、直木賞作家の木内 昇(きうち のぼり)先生をお招きし、「鈴木 牧之(すずき ぼくし)と江戸の出版界」と題して講演会を開催いたします。
木内先生の長編時代小説『雪夢往来(せつむおうらい)』が昨年12月に新潮社から出版されました。当市塩沢の商人・鈴木 牧之(本名・儀三治(ぎそうじ))は、江戸時代のベストセラー『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』の出版に、なんと40年もの歳月を費やしました。『北越雪譜』の初稿が、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華の夢噺~」にも登場する山東京伝(さんとうきょうでん)の目にとまり、その弟・山東京山(さんとうきょうざん)の協力を得ながらも一筋縄ではいかず、江戸出版界に翻弄され続けた儀三治の紆余曲折の物語です。
当市ゆかりの『雪夢往来』の出版に際し、木内先生が快く講師をお引き受けくださいました。大勢のみなさまのお申込みをお待ちしています。
注意:当日は、著書の販売とサイン会(当日ご購入の人のみ)も開催します。この機会にぜひご参加ください
日時
令和7年2月23日(日曜日)13時30分から15時00分
会場
南魚沼市図書館
参加申込み
電話で図書館にお申し込みください。図書館カウンターでも受け付けます。
電話番号:025-773-6677
費用
入場無料
木内先生への質問 ※募集締め切りました
事前に、木内先生や著書『雪夢往来(せつむおうらい)』に関する質問を受け付けます。
質問のある人は、メールやファックスでお送りいただくか、図書館カウンターへご提出ください。様式は任意です。
質問受付締切り:令和7年2月10日(月曜日)
メールアドレス:tosyokan@city.minamiuonuma.lg.jp
ファックス番号:025-788-0340
著書販売・サイン会
講演会当日、木内先生の著作を図書館にて販売いたします。
当日ご購入いただいた人には、講演会終了後に木内先生がサインをしてくださいます。
木内昇先生プロフィール
1967年生まれ。出版社勤務を経て独立し、インタビュー誌「Spotting」を創刊。 編集者・ライターとして活躍する一方、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家 デビュー。
2008年に刊行した『茗荷谷の猫』が話題となり、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。11 年に『漂砂のうたう』で直木賞を受賞。
2013年に刊行した『櫛 挽道守』は中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞した。
他の作品に『よ こまち余話』『光炎の人』『球道恋々』『火影に咲く』『化物蠟燭』『万波を翔る』 『占』『剛心』『かたばみ』『惣十郎浮世始末』など多数。