掲載日:令和7年5月1日更新
「ゼッピン雪国宣言」雪国が育む大自然と特色を活かし”自然体験型の教育プログラム”をコーディネートする人材を募集します!
南魚沼ってこんなところ
新潟県の南部に位置する南魚沼市は、新潟県の中でも特に雪が多い豪雪地帯で、この雪解け水を使った米は”南魚沼産コシヒカリ”として全国に誇るブランド米。さらに美味しい水を使った日本酒「八海山」「鶴齢」「髙千代」も有名です。
また、関越自動車道や上越新幹線が走り、首都圏からのアクセスに優れ、市内には7か所のスキー場があるほか、登山やキャンプなど豊かな自然環境を生かしたアウトドアのメッカとしても人気を集め、多種多様な泉質と源泉の温泉が点在する保養地です。
生活面でも美味しい飲食店や病院が整備され、住宅支援や子育てサポート、医療助成などの市独自制度にも取り組んでいます。
受入先の南魚沼市観光協会
今回、地域おこし協力隊を募集する南魚沼市観光協会は、旧大和町、六日町、塩沢町の3町が合併したことに伴い、それぞれの協会も統合し、市内観光事業のワンストップサービスを目指す団体として再出発しました。
また、道の駅南魚沼(公共部門)の指定管理も担っており、JR浦佐駅に置かれた観光案内所と合わせて、交通の拠点における来訪者サービスと情報発信を行っています。
従来のスキー観光をメインとした観光誘客から、グリーンシーズンの農山村を利用したグリーンツーリズムやインバウンド受入れを推進するとともに、組織力の強化や財源の確保を目的に、独自の旅行商品造成による観光地経営のため、旅行業登録(新潟県第2-405号)を取得し、募集型企画を中心に、大手旅行会社にはできない地域住民、関係者と一体となった主催旅行を造成、販売を行っていましたが、近年では受注型企画、特に教育体験旅行(主に首都圏の小学校)の受入れに注力し、更なる観光交流人口の拡大を図っています。
地域おこし協力隊導入の背景
一時期、コロナ禍によりイベントや対面でのやり取りの機会が極端に縮小し、直接顔を合わせることや人と触れ合う機会が少なくなる期間がありました。
また、近年、従来の一律型教育の限界(画一的なカリキュラムや集団指導だけでは、全員に合った教育が難しいなど)や子どもたちの多様化(発達特性や学習スタイルの違い、家庭環境や価値観の違い、不登校・外国ルーツ・障がいを持つ子どもなど)により、「教育の多様化(子ども一人ひとりに合った学びのスタイルや環境を選べるようにする教育)」が実践されています。
そのような教育情勢の中、自然に恵まれた農山村に長期滞在し、授業の一部として、普段の学校生活(ファーストスクール)では体験しにくい総合的な体験学習活動を実施し、自然を愛する心、課題解決能力、情報活用能力並びに人間関係形成、社会参画、自己実現に関する資質及び能力を育むことを目的とする適応指導教室(セカンドスクール)は、子どもたちの個性、状況、ニーズに応じた教育の形として、大きな期待が寄せられています。
南魚沼市では、セカンドスクールの受入れにいち早く取り組み、受入環境を整えてきました。その結果、受入れ学校数は年々増加しています。しかし、受入れの増加に対し、アテンドやコーディネートスタッフの不足、受入先である宿泊施設やインストラクター(郷土食・文化の教え手など)の高齢化に伴う対応力の低下、体力的負担への適応力が不安視されています。この現状に対し、若い人材の力や外部の視点を取り入れ、これまでにないアイディアで課題を解決する力に期待しています。
地域おこし協力隊と一緒に取り組みたいこと
今回、募集する地域おこし協力隊は、子どもたちの適応力向上や個性の開花を目指すセカンドスクール受入れのコーディネートを主な目的としつつ、将来的には、セカンドスクールに関わった都市部の子ども、教員、指導員などが南魚沼市を”第二のふるさと”帰れる場所”と思ってもらえる一助になる業務へと発展していくことを願うものです。
具体的な活動内容例を下記のとおり示しますが、これらの活動にとどまらず、地域おこし協力隊の特技や興味関心などに応じて活動内容を話し合いながら決めていきたいと考えています。
(1) 適応指導教室(セカンドスクール)の企画・受入れコーディネート
南魚沼市では現在、年間7校のセカンドスクールの受入れを行っておりますが、9月(稲刈り体験)に集中しています。
現行の受入れコーディネートはもちろん、新規学校開拓の営業や新規プログラム造成、地域の魅力を発掘・再発見し、稲刈り以外のコンテンツにより受入れ時期の分散化を図るアイディア・企画を一緒に行っていただきます。
(2) 地域活性化・民宿施設再生の活動サポート
地域の課題として、高齢化が進む民宿施設やインストラクター(郷土食・文化の教え手)の維持・承継が求められています。
それらを継続していくためには、地域の高齢者との交流、触れ合い、相互理解が不可欠であり、地域の方と一緒になって自然体験事業の創出活動をサポートしていただきます。
(3) 地域事業と連携した活動サポート
(1)・(2)の活動を進めるに当たり、観光協会のその他の業務(お祭りの運営補助や市内外のイベント参加・出展など)にも携わっていただくことで、より地域との密着、理解が深まると思います。また、SNSを定期的に活用したPR活動、情報発信にも加わっていただきます。
(4) その他隊員からの提案活動
以上の活動以外にも、地域おこし協力隊自身が取り組みたい活動(興味関心がある活動、自己実現につながる活動等)などを適宜相談しながら実践してもらえばと思います。
地域で暮らして、いろいろな人に出会ってみて、「こんなことやってみたい」というアイディアが生まれることもあると思います。
こんな方におススメ
- 農山村地域の方、民宿などの観光施設との交流を密にしたい方
- 都市部の子どもたちの成長を手助けする立場になりたい方(直接的な触れ合い・指導の立場ではなく、コーディネートする側となります)
- 子ども、学校などの団体、多様な方の受入れ、アテンドに興味がある方
- 自分で何かを企画したり、それを色々な人を巻き込んで実践してみたい方
地域おこし協力隊のサポート体制について
地域おこし協力隊は、いまや全国で6,000人を超える人たちが活動しています。任期終了後には約6割の隊員が同じ地域に定住しています。一方である調査では、協力隊になった人の約3割は1年未満で退任しているというデータもあります。特に1年目の協力隊員の方の悩みとしては、「地域との関係性」「行政との関係性」という人間関係が挙げられています。
このため南魚沼市では、市役所と南魚沼市観光協会がタッグを組み、農家民宿を始めとした地元の指導者や関係企業とのネットワークづくり、隊員の活動や日常的な暮らし等を同僚職員が相談に乗ってくれます。
地域おこし協力隊の制度は、「地域おこし協力隊」「受入地域・組織(南魚沼市観光協会)」「行政(南魚沼市役所)の3人の登場人物がいます。三者それぞれのやりたいこと・目指すこと・考えていることが一致する部分で3年間活動できると三者にとって充実した時間が過ごせます。まずは、「南魚沼市観光協会がめざすこと」「南魚沼市が考えていること」と、皆さんがやりたいことが重なるのかを考えてご応募いただければと思います。
また、実際に活動し始めると考え方や想いが変化し、三つの丸が徐々に重ならなくなることもあるでしょう。このため南魚沼市では、定期的に三者のミーティングを行い、三つの丸が重なった部分で活動できているか、重ならなくなった場合にどう対応するかなどを協議しながら皆さんの活動をサポートしていきたいと考えています。
募集要項
雇用関係の有無 | あり |
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業務概要 |
(1)適応指導教室(セカンドスクール)の企画・受入れコーディネート 現行の受入れコーディネートのほか、新規学校開拓の営業や新規プログラム造成、地域の魅力を発掘し、企画を行う。 (2)地域活性化・民宿施設再生の活動に関わる業務 地域の高齢者との交流、触れ合い、相互理解が不可欠であり、地域の方と一緒になって自然体験事業の創出活動の補助を行う。 (3)地域事業との連携した活動に関わる業務 地域の祭りの運営補助や市内外イベント参加・出展などにも携わり、PR活動や情報発信を行う。 (4)その他隊員からの提案活動 上記活動以外にも、地域おこし協力隊自身が取り組みたい活動(興味関心がある活動、自己実現につながる活動等)などを適宜相談しながら実践。 |
募集対象 |
(1)申込時において20歳以上の者 (2)条件不利区域(注)以外の区域から転出し、隊員として採用後、南魚沼市に住民票を異動することができる者。 注:条件不利地域とは、過疎地域自立促進特別措置法(みなし、一部を含む)、山村振興法、離島振興法、半島振興法、奄美群島振興開発特別措置法、小笠原諸島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法のいずれかの適用を受ける区域をいう。 (3)地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない者(下記のいずれかに該当しない者)
(4)心身ともに健康で地域の活性化に意欲がある者 (5)地域活動に深い理解を有し、地域行事などに積極的に参加できる者 (6)普通自動車運転免許を有する者 (7)パソコンの基本的操作ができる者 (8)南魚沼市の条例を遵守し、職務命令に従うことができる者 |
募集人数 | 1名 |
勤務地 | 一般社団法人 南魚沼市観光協会 |
勤務時間 |
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雇用形態・期間 |
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給与・賃金等 |
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待遇・福利厚生 |
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申込受付期間 | 令和7年5月1日~令和7年5月30日 |
審査方法 |
採用までの流れ (1)応募書類の提出(提出書類・書類提出先は、下記に記載) (2)面接の実施
(3)選考結果の送付
(4)採用日
提出書類
書類提出先 〒949-6696 新潟県南魚沼市六日町180番地1 南魚沼市役所 産業振興部 商工観光課 電話:025-773-6665 メール:kanko@city.uonuma.lg.jp |