コンテンツの本文へ移動する
南魚沼市
ふりがなをつける 読み上げる
文字サイズ
閉じる
小さく 標準 大きく
背景色

「国際科」では何を学ぶの?

掲載日:令和5年7月31日更新

「国際科」のねらい

「国際科」のねらいは、「外国人との英語によるコミュニケーションを通して相手の思いを受け止めたり、自国の文化や伝統の良さに気付いたりできる、『心豊かでたくましい児童生徒の育成』をすること」です。

具体的には、学習指導要領で定められた生活科や総合的な学習の時間などの授業時数を削減し、その時間を当市の特色ある教育、「国際科」という教科に充てます。「国際科」の授業では、次の2本柱で系統的な指導を行います。

  • 国際理解教育…世界各国の伝統・文化を学んだり、日本の文化等を海外からの留学生などに伝えたりする活動を行います。
  • 英語教育…「聞く」「話す」などの体験的な言語活動を中心に、「読み」「書き」の基本となるフォニックスも取り入れた指導を行います。

授業時数はどうなるの?

令和元年度までは、以下の表の時数で授業を行ってきました。

1・2年生は、生活科を10時間削減し、「国際科」の授業を10時間行いました。3・4年生は、総合的な学習の時間を10時間削減し、学習指導要領で定める「外国語活動」の15時間と合わせて「国際科」の授業を25時間行いました。5・6年生は、総合的な学習の時間を5時間削減し、学習指導要領で定める「外国語活動」の50時間を合わせて55時間の「国際科」の授業を行いました。

【令和元年度「国際科」の時数と教育課程】
区分 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 合計
国語 306 315 245 245 175 175 1461
社会 - - 70 90 100 105 365
算数 136 175 175 175 175 175 1011
理科 - - 90 105 105 105 405
生活 92(-10) 95(-10) - - - - 187(-20)
音楽 68 70 60 60 50 50 358
図画工作 68 70 60 60 50 50 358
家庭 - - - - 60 55 115
体育 102 105 105 105 90 90 597
道徳 34 35 35 35 35 35 209
特別活動 34 35 35 35 35 35 209
総合的な学習の時間 - - 60(-10) 60(-10) 65(-5) 65(-5) 250(-30)
外国語活動 - - 0(-15) 0(-15) 0(-50) 0(-50) 0(-130)
「国際科」 10(+10) 10(+10) 25(+25) 25(+25) 55(+55) 55(+55) 180(+180)
総授業時数 850 910 960 995 995 995 5705

令和2年度以降も引き続き、1・2年生は生活科を10時間削減し、「国際科」の授業を10時間行います。3・4年生は、総合的な学習の時間を5時間削減し、学習指導要領で定める「外国語活動」の35時間と合わせて「国際科」の授業を40時間行います。5・6年生は、総合的な学習の時間を5時間削減し、学習指導要領で定める「外国語科」の70時間を合わせて75時間の「国際科」の授業行います。

【令和2年度以降の「国際科」の時数と教育課程】
区分 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 合計
国語 306 315 245 245 175 175 1461
社会 - - 70 90 100 105 365
算数 136 175 175 175 175 175 1011
理科 - - 90 105 105 105 405
生活 92(-10) 95(-10) - - - - 187(-20)
音楽 68 70 60 60 50 50 358
図画工作 68 70 60 60 50 50 358
家庭 - - - - 60 55 115
体育 102 105 105 105 90 90 597
道徳 34 35 35 35 35 35 209
特別活動 34 35 35 35 35 35 209
総合的な学習の時間 - - 65(-5) 65(-5) 65(-5) 65(-5) 260(-20)
外国語活動・外国語 - - 0(-35) 0(-35) 0(-70) 0(-70) 0(-210)
「国際科」 10(+10) 10(+10) 40(+40) 40(+40) 75(+75) 75(+75) 250(+250)
総授業時数 850 910 980 1015 1015 1015 5785

「国際科」の授業の内訳は?

各学年とも「国際科」の総時数のうち、5時間を国際理解教育に、残りを英語教育に充てます。

「国際科」の授業の内訳表
(1単位時間:45分) 1・2年生 3・4年生 5・6年生
授業数(時間) 10 40 75
内 国際理解 5 5 5
内 英語教育 5 35 70

指導者は?

  • 国際理解教育…学級担任とALT(注釈)に加え、国際大学の留学生や、人材バンク登録者が小学校を訪問し直接海外の生活や文化について指導します。
  • 英語教育…学級担任とALTがチームを組んで指導します。体験的な言語活動を通して学んだことを、留学生や人材バンク登録者の訪問時などに実践に移すことにより、充実した外国語教育が期待できます。

注釈:ALTとは、外国語指導助手(Assistant Language Teacher)のことです。現在南魚沼市では、国際科ALTが7人、中学校ALTが2人勤務しています

教科書はどうなるの?

5・6年生は、令和2年度から外国語が教科となったため、「国際科」においても文部科学省検定教科書を使っています。3・4年生は、文部科学省が外国語活動用に配布した「Let's Try 1,2」を活用しています。1・2年生では、市が作成した指導案を使います。

教科書や教材のほか、全学年において、市で作成した指導案や活動例集を用いて授業を進めています。なお、フォニックスの指導では、シンセティック・フォニックスの指導法を用いた、多感覚に働きかける「ジョリーフォニックス」を採用しています。

評価はどうなるの?

5・6年生は、令和2年度から教科としての指導が始まったため、その他の教科と同様に観点別評価がされます。新学習指導要領では、どの教科も目標を「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱で示しており、各教科の目標もそれに合わせて3つの柱で示されています。そのため、評価の観点もこれらの目標に対応するよう【知識・技能】【思考・判断・表現】【主体的に学習に取り組む態度】の3つとなっています。

外国語科では、「聞くこと」「話すこと(発表)」「話すこと(やりとり)」「読むこと」「書くこと」の5領域を指導するため、これらを上記の3観点で評価することになります。

1~4年生は今まで通り、児童自身の振り返りや活動の様子などをもとに、「積極的に人と関わろうとする」などの『ねらい』に、どの程度迫ることができたかを把握し評価します。

生活科と総合的な学習の時間はどうなるの?

各学校において、国際科の授業を除いた時数で授業計画を作成して実施します。

カテゴリー