「むーけーげー(無罣礙)」 平成29年2月27日

掲載日:平成29年2月27日更新

もったいない

十日町市で感動したできごとがありました。地元選出国会議員の副大臣就任のお祝いの席。祝賀の辞が続き、乾杯から祝宴に。しばらく経っても席を立つ人がなく、それぞれのテーブルで談笑が交わされています。「何かいつもと違うな」と感じていました。20分が経つころに、ステージに長老の男性が登壇し、地元の『天神囃子』を歌われました。驚いたのは満堂の老若男女が大声で合唱する光景。私などの市外客は歌えませんでしたが、箸袋には歌詞が。隣客に促され2番からはたどたどしくも参加。一体感や格式、地域文化が感じられ、すてきだと思いました。これを合図に上着を脱いでよく、一斉に席を立ち、お酌や他のテーブルへの交歓が始まりました。これが十日町の伝統、昔からのしきたりなんだとか。私は唸った。

南魚沼市では湯沢町、魚沼市と恊働で「食べ残しゼロ運動」を行っています。宴会などでの食べ残しが問題視され、「開始から15分間は席を立たずおいしくいただき、生ごみの減量を」と呼びかけています。料理店からもご協力いただき、運動の趣旨を示したコースターなどを忘新年会などで目にされた方もいらっしゃると思います。しかし、なかなか…。よいことはまねたい。「そうだ、南魚沼には『石場かち』があるではないか」。子どものころ、大人たちの酒席では手拍子で歌われていました。近年、建前の席が簡略化され、あまり聞かれなくなりましたが、「石場が白銀(しろがね)なれば建てる柱は皆黄金(こがね)おもしろや」、誠にすばらしい内容で、伝統の継承もよい。

「隗より始めよ」の戒めもあります。亡父は三味線や民謡をたしなむ趣味人でしたが、私は全くの無粋。誰かに教えていただき、まずはお招きいただく市内各団体の宴席などで始めてみようと考えています。歌える方は、ぜひ今から始めていただけませんか。市民のみなさまからも関心を持っていただければ幸いです。もったいない精神で、新しい伝統を!

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