越後上布伝承者養成講習会

掲載日:平成31年3月31日更新

平成30年度伝承者養成事業 開講式

平成30年10月22日に塩沢織物会館にて、今年度の越後上布伝承者養成事業講習会「絣(かすり)作り部門」・「織り部門」の開講式が行われました。

この越後上布伝承者養成事業講習会は、国指定重要無形文化財となっている越後上布の技術を後世へ残していくために越後上布技術保存協会が行っています。

今回は織り部門に2人、絣作り部門に1人の新規受講生が加わりました。

絣作り部門の上村紀美さんからは「講習も今年で3年目、頑張りたい。」と抱負が述べられました。また、越後上布技術保存協会の小河正義会長から「この講習は地域の重要な織物の技術を伝えていく伝承の場です。基本をしっかり身につけて、そのうえで自分の技を発揮することが大切です。がんばってもらいたい。」と受講者に向けて激励の言葉がありました。

織り部門の受講生は3月中旬まで100日間、絣作り部門の受講生は1月中旬まで20日間をかけてそれぞれの技術を学んでいきます。

開講式の様子

平成29年度 伝承者養成事業 閉講式

平成31年3月22日に塩沢織物会館にて、平成30年度 指定国重要無形文化財「小千谷縮・越後上布」の技術伝承者養成事業の閉講式が行われました。

会場には、越後上布の「絣づくり」・「織り」それぞれの部門の受講生が出席しました。

今年度での修了はいませんでしたが、受講者の金子かおるさんからは「織りあがったときには、感動で涙が出た。この気持ちを忘れずに来年度の講習も望みたい。」との感想が述べました。

また、越後上布・小千谷縮布技術保存協会の小河正義会長からは、「越後上布の技術者は20~30年程度で代が変わっていく。受講生には次の世代の越後上布を担う技術者の中心となることができるよう技術を身に着けてもらいたい。」との言葉がかけられました。

また来賓の塩沢織物工業協同組合の桑原博理事長からは、「今年度の講習でも各方面からの取材や見学があり、技術を身に着けるだけでなく、越後上布を発信することが求められている。来年度もまたこのように発信する機会があるので、越後上布を世の中に知ってもらう活動の一員としても講習に臨んでほしい。」と祝辞を述べました。

閉講式の様子

小千谷縮・越後上布 技術伝承者養成講習会

越後上布・小千谷縮布技術保存協会は指定された技術を後世に残すために、南魚沼市と小千谷市の各所で「苧績み」「いざり機」「絣づくり」の3部門の伝承者を養成しています。

苧績(おう)み技術講習会

越後上布の最大の特徴は、薄くて軽いこと。その薄さは、江戸時代に「天保銭の穴をもとおる」ともてはやされたほどです。苧績みは、その最大の特徴を出すのに最も重要な作業で、苧績みの良しあしで上布の良しあしも決まるともいわれています。

(写真)苧績み講習会
  • 実施年度:昭和42年度~
  • 実施内容:青苧を爪で裂いて越後上布の糸にする
  • 実施地区:塩沢地区(南魚沼市)、川窪地区(南魚沼市)、五日町地区(南魚沼市)、川口地区(長岡市)、小千谷地区(小千谷市)
  • 受講期間:20日間

いざり機技術講習会

織りの講習会では、居座機(いざりばた)織りはもちろん、糸ののり付けや撚りかけ、おさ通し、ちきり巻きなどを、11月から翌年の3月までの100日間で講習します。

(写真)織り講習会の様子

  • 実施年度:昭和48年度~
  • 実施内容:糸繰り、糊付け、整経、機巻、いざり機織など
  • 実施地区:塩沢地区(南魚沼市)、小千谷地区(小千谷市)
  • 受講期間:100日間

絣(かすり)作り技術講習会

越後上布の絣模様は、上布の麻糸を木綿糸などでくびって染料につけ、模様になる部分を染め残すという方法でつくられます。織りあがった反物の模様がかすれて表現されるところに特徴があり、素朴で涼やかな風合いに仕上がります。

(写真)絣作り講習会

連絡先

越後上布・小千谷縮布技術保存協会

  • 場所 〒949-6435新潟県南魚沼市目来田107-1
  • 電話番号 025-782-1127
  • ファックス番号 025-782-1128
問合せ
教育委員会 社会教育課 文化振興係

〒949-6680 新潟県南魚沼市六日町865番地
電話:025-773-3756
ファックス:025-772-8161

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