のびのび越後上布体験講座

令和元年6月12日更新

のびのび越後上布体験講座 塩沢の織物にふれる1日

南魚沼市には、越後上布をはじめとしてさまざまな織物が生産されています。

特に、塩沢地域は織物の生産地として全国的にも有名です。

現在、塩沢地域を中心に生産されている越後上布の技術は遠い昔、約1,200年前の奈良時代から伝えられてきたとされています。この技術は、日本や世界にとって大変貴重であることから、国指定重要無形文化財とユネスコ無形文化遺産になっています。

そのようなすばらしい技術や織物の歴史を、南魚沼市内の小学生に夏休みの1日を通して体験しながら、学んでいただく事業を毎年行っています。

平成30年度は7月27日(金曜日)に開催し、11人の小学生と保護者が体験しました。

体験内容

まずは、苧麻刈り

越後上布の糸の原料は、「苧麻(ちょま)」という植物です。

まずは、その原料である苧麻の刈取り体験からスタートします。

参加者のみなさんは、1人1本ずつ鎌を持って、講師の先生から苧麻のことや鎌の持ち方、刈取り方を教わり、苧麻の刈取りを体験しました。

苧麻刈体験の様子

苧麻刈体験の様子

苧麻の刈取り体験を行う畑は、越後上布・小千谷縮布技術保存協会が越越後上布の技術保存・伝承のために、苧麻の実験栽培をしている畑です。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

栃窪集落の苧麻畑

苧麻から繊維を取り出す「苧引き体験」

苧麻の刈取りが終わったら、鈴木牧之記念館に戻ってきて、今度はその苧麻から糸の元となる繊維を取り出す苧引き(おびき)を体験します。

苧引きには、苧麻の茎の表皮だけを使います。

まずはお手本に講師の先生が、「苧船(おぶね)」という板の上に苧麻の表皮を載せ、「苧引き刃」という専用の刃物で、余分な緑の部分をそぎ落とし、白い繊維のみにしていきます。

お手本を見たら、今後は参加者に交代です。苧麻の繊維は、小学生には少し硬いようでしたが、力を込めて白い繊維を取り出していました。

苧引き体験の様子

苧引き体験の様子

苧引き体験の様子

オリジナルハンカチを作る「草木染め体験」

越後上布は苧麻の繊維から糸を作る苧績みという工程を経た後、いくつかの工程をはさみ、絣くびりという布の模様を決める工程を行います。

小学生には絣くびりは難しいため、簡単な絞り染めでオリジナルハンカチを染める体験をしてもらいました。

絣くびりでは糸を綿糸でくびって圧をかけ、くびった部分は染まらないという方法ですが、この絞り染めも布にゴムや割り箸などで圧をかけると、その部分は染まらずに模様ができるというものです。

ただし、どんなも模様になるかは、染めた後、ゴムや割り箸などをほどいてからでないとわかりません。参加者のみなさんは、どんな模様になるか想像しながら、布を縛っていました。

草木染体験の様子

草木染体験の様子

まず、白いハンカチを輪ゴムや割りばしなどを使って縛ります。

縛ったハンカチを染める様子

模様になる部分を縛り終わったら、藍に漬けて染めました。

布を織ってみよう「段ボール織機でコースター織り体験」

越後上布では「いざり機」という織り機を使いますが、やはり小学生には少し難しいため、この講座では段ボールで作った簡易織機を使ってコースターを織る体験をしてもらいました。

参加者のみなさんは、それぞれ好きな色のひもを選んで、コースター織りを楽しんでいました。

コースター織体験の様子

コースター織体験の様子

その他の体験

体験会場として使用している鈴木牧之記念館の展示資料の見学をして、越後上布の歴史や鈴木牧之のことも勉強しました。

ミニ講座の様子

ミニ講座の様子

北越雪譜の中の織物に関するお話を聞いたり、越後上布の糸の原料となる「青苧(あおそ)」をさわったりしました。

令和元年度  のびのび越後上布体験講座の概要

開催時期

令和元年7月26日(金曜日)

参加者の募集について

毎年7月1日から参加の申込みを開始します。

詳細は、のびのび越後上布体験講座の参加者募集のページをご覧ください。

のびのび越後上布体験講座 参加者募集(準備中)

関連ページ

越後上布(えちごじょうふ)

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教育委員会 社会教育課 文化振興係

〒949-6680 新潟県南魚沼市六日町865番地
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