掲載日:令和6年5月1日更新
マイマイガ
令和3年7月13日に市内でマイマイガの成虫、卵塊が発見されました。翌年の大量発生を防ぐため、可能なかぎり卵塊の除去をお願いします。
特徴
成虫
- 体長2センチメートルから4センチメートル
- 体色オス茶褐色 メス白色
- 夕方ごろから夜にかけて、明かりに集まる習性があります。
幼虫
- 4月上中旬ごろにふ化します。ふ化したばかりの幼虫は体長0.5センチメートルほどで、毒針毛を持っています。
- 高いところに登り、糸を吐いてぶら下がり、風に乗って移動します。
- ふ化後、5回脱皮し、サナギになります。体長最大7センチメートル。約2か月で成虫になります。
卵塊
- 縦3~5センチメートル、横2センチメートルの楕円形。色は褐色。
- 7月下旬~8月中旬に木の幹のほか、電柱や建物の外壁などに産み付けます。
- 1つの卵塊には100から1000個以上の卵が入っています。
注意
- ふ化したばかりの幼虫のみ、毒針毛を持っています。
- 成虫の体表にある鱗毛(りんもう)でアレルギーを起こすことがあります。
駆除
- 成虫に対して効果的な方法はありません。
- 7月下旬以降に産み付けられた卵塊は翌年の4月までに可能な限り除去してください。
マイマイガの大発生
マイマイガは約10年周期で大発生を繰り返すと言われています。新潟県では平成26年に上越地方を中心に、南魚沼市内でも大発生しました。
森林研究所たよりマイマイガの大量発生について(新潟県ホームページ)
チャドクガ
チャドクガは、卵塊、幼虫、サナギ、成虫のすべての段階で毒針毛を持っています。
無防備な状態で近づかないように注意してください。
特徴(成虫)
- 体長 2,5センチメートルから3,0センチメートル
- 体色 オス黒褐色 メス黄色
- サザンカやツバキなどツバキ科の植物を好む
注意
毒性について
毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる目に見えないほど微細な毛をもち、皮膚に刺さることでかゆみや炎症反応を起こします。
- 直接触れなくても、毒針毛は風で飛散し皮膚に刺さります。
- 触れた場合は、粘着テープなどで毒針毛を取り除き、きれいな水で洗い流しましょう。
- 近付く際は必ず長袖、長ズボン、マスクや手袋を着用し、皮膚を露出しないように注意してください。
- 成虫だけでなく、幼虫、卵塊、サナギ(マユ)など、オス成虫以外のすべての段階で毒針毛を持っています。
駆除
- 成虫に対して効果的な方法はありません。極力触らないようにしましょう。
- 追いかけたり殺虫剤をかけたりすると、毒針毛をまき散らします。
- やむを得ず触る場合は、濡れた新聞紙などで覆いゴミ袋に捨て、取り押さえた場所も必ず拭きましょう。