掲載日令和7年5月9日更新
土砂災害の前兆現象について
土石流の前兆現象
- 渓流の水位が降雨量の減少にもかかわらず低下しない
- 渓流付近の斜面が崩れだしたり、落石などが発生している
- 近くで山崩れ、土石流が発生している
- 立木の裂ける音や大きな岩の流れる音が聞こえる
- 渓流の流水が急激に濁りだしたり、流木などが混ざって流れている
- 降雨が続いているにもかかわらず、水位が急激に減少し始める
- 異様な山鳴りがする
- 異様なにおい(土臭い、ものの焼けるにおい、酸っぱいにおい、木のにおいなど)がする
がけ崩れの前兆現象
- 斜面にはらみがみられる
- 普段澄んでいる湧き水が濁ってきた
- 湧き水の急激な増加、あるいは減少・渇水が認められる
- 斜面に亀裂ができる
- 斜面から水の吹き出しがみられる
- 小石が斜面からぱらぱらと落ち出す
- 斜面から異様な音が聞こえ出す
- 山鳴り・地鳴りが聞こえる
地すべりの前兆現象
亀裂や段差の発生
- 亀裂段差の拡大
- 地表面の凸凹の発生
- 擁壁のクラックや押し出し
- 舗装道路やトンネル内のクラック
- 電線のたるみや引っ張り
- 建物等の変形(戸の締まりが悪くなる、壁に隙間ができる)
- 橋等に異常を生じる
- 地鳴り
- 家鳴り
- 地下水の急激な変化(枯渇や急増)
- 地下水の濁り
- 湧き水の流量の変化(枯渇や急増)
- 湧き水の濁りの発生
- 新しい湧き水の発生
- 落石や小崩壊の発生
- 根の切れる音
- 地面の振動
- 木の枝先の擦れ合う音(風のないとき)
前兆や異変を感じたら
立ち退き避難をする
指定避難所や指定緊急避難場所、各行政区の一時避難場所など安全な場所へ避難しましよう。
屋内で安全を確保する
「避難が間に合わない」「立ち退き避難をすること自体が危険な状況」などの場合は、自宅の2階以上の階で、斜面とは反対側へ避難(垂直避難)しましょう。
重要:土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内は、早めの立ち退き避難をしてください。
土砂災害に関する情報を入手する
新潟県では、土砂災害に関する情報を公開しています。また、降雨や河川水位情報も公開していますので活用しましょう。そのほか、国道交通省、気象庁などの情報も活用しましょう。
土砂災害ハザードマップを公表しています
新潟県は、土砂災害防止法に基づき、土砂災害が発生する危険性のある区域「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」と「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」の指定を進めています。
南魚沼市では全区域の指定が完了し、下記のとおり土砂災害ハザードマップを作成しました。
事前にお住まいの地区や近隣地区の危険か所を知り、避難場所、避難経路などを確認するための参考にしてください。