掲載日:平成23年2月20日更新
特別警報の運用開始について
気象庁は、これまで大雨、地震、津波、高潮などにより重大な災害の起こる恐れがある時に、警報を発表して警戒を呼び掛けていましたが、警報の発表基準をはるかに超える現象が予想される、重大な災害の危険性が著しく高まった場合に、気象特別警報を発表します。気象特別警は、平成25年8月30日より運用が開始されています。
大雨に関する注意報、警報の市町村ごとの発表
平成22年5月27日13時から、気象警報・注意報を市町村ごとに発表しています。
特別警報について
重大な災害がおこるおそれが著しく大きい場合に、特別警報が発表されます。
特別警報が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってください。
大雨特別警報
台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、もしくは、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合。
暴風特別警報
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合。
高潮特別警報
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により高潮になると予想される場合。
波浪特別警報
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により高波になると予想される場合。
暴風雪特別警報
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により雪を伴う暴風が吹くと予想される場合。
大雪特別警報
数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合。
警報について
警報とは、重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報です。気象庁では以下の7種類の警報を発表しています。
大雨警報
大雨による重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。対象となる重大な災害として、重大な浸水災害や重大な土砂災害などがあげられます。雨がやんでも、重大な土砂災害などのおそれが残っている場合は、発表を継続します。
洪水警報
大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。対象となる重大な災害として、河川の増水や氾濫、堤防の損傷や決壊による重大な災害があげられます。なお、河川を特定する場合は、指定河川洪水警報を発表します。
大雪警報
大雪により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
暴風警報
暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
暴風雪警報
雪を伴う暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。「暴風による重大な災害」に加えて「雪を伴うことによる視程障がい(見通しが利かなくなること)などによる重大な災害」のおそれについても警戒を呼びかけます。「大雪+暴風」の意味ではなく、大雪により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときには、「大雪警報」を発表します。
波浪警報
高い波により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。この「高波」は、地震による「津波」とは全く別のものです。
高潮警報
台風や低気圧等による異常な海面の上昇により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
注意報について
注意報とは、災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報です。気象庁では以下の16種類の注意報を発表しています。
大雨注意報
大雨による災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。対象となる災害として、浸水災害や土砂災害などがあげられます。雨がやんでも、土砂災害などのおそれが残っている場合は、発表を継続します。
洪水注意報
大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。対象となる災害として、河川の増水や氾濫、堤防の損傷や決壊による災害があげられます。なお、河川を特定する場合は、指定河川洪水注意報を発表します。
大雪注意報
大雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
強風注意報
強風により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
風雪注意報
雪を伴う強風により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。「強風による災害」に加えて「雪を伴うことによる視程障がい(見通しが利かなくなること)などによる災害」のおそれについても注意を呼びかけます。「大雪+強風」の意味ではなく、大雪により災害が発生するおそれがあると予想したときには「大雪注意報」を発表します。
波浪注意報
高い波により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。この「高波」は、地震による「津波」とは全く別のものです。
高潮注意報
台風や低気圧等による異常な海面の上昇により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
濃霧注意報
濃い霧により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。対象となる災害として、交通機関の著しい障がいなどの災害があげられます。
雷注意報
落雷により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。また、発達した雷雲の下で発生することの多い突風や「ひょう」による災害についての注意喚起を付加することもあります。急な強い雨への注意についても雷注意報で呼びかけます。
乾燥注意報
空気の乾燥により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。具体的には、火災の危険が大きい気象条件を予想した場合に発表します。
なだれ注意報
「なだれ」により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
着氷注意報
著しい着氷により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。具体的には、通信線や送電線、船体などへの被害が起こるおそれのあるときに発表します。
着雪注意報
著しい着雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。具体的には、通信線や送電線、船体などへの被害が起こるおそれのあるときに発表します。
融雪注意報
融雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。 具体的には、洪水、浸水、土砂災害などの災害が発生するおそれがあるときに発表します。
霜注意報
霜により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。具体的には、早霜や晩霜により農作物への被害が起こるおそれのあるときに発表します。
低温注意報
低温により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。具体的には、低温のために農作物などに著しい被害が発生したり、冬季の水道管凍結や破裂による著しい被害の起こるおそれがあるときに発表します。