掲載日:平成27年3月9日更新
ユネスコ無形文化遺産「越後上布」の制作工程にふれる体験
3月7日(土曜日)、上十日町の雪さらし場を会場に、市内の小学3年生~中学生を対象にした越後上布の雪さらし体験講座が開催されました。この雪さらしは、気温が上がってくる2月終わりから3月ころに、織りあがった上布を雪の上にさらし、雪が解けて蒸発する時に発生するオゾンで布を白くするものです。発色がよくなり、かすりなどの模様をはっきりさせる効果もあります。
塩沢織物工業協同組合 理事長の桑原博さんが越後上布や塩沢紬の制作工程などを、雪さらしの職人の古藤政雄さんが雪さらしの効果ややり方を説明したあと、参加者は実際に雪さらしの体験をしました。
参加した小中学生は、伝統ある越後上布そのものやこの体験を学校で友だちに伝えたいと語っていました。