掲載日:平成28年3月7日更新
越後上布と白い雪が織りなす風物詩
3月5日(土曜日)、塩沢織物会館と塩沢中学校のグラウンドを会場に、越後上布体験講座と雪さらし体験講座が開催され、合計49人が参加しました。
越後上布・小千谷縮布技術保存協会、塩沢織物工業協同組合、南魚沼市観光協会の協力で開催されたこの講座は、国指定重要無形文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産に登録されている越後上布の製作工程を体験できる講座です。
参加者たちは、麻の繊維から糸を作る苧績(おう)み、絣(かすり)を作る手くびり、布を織るいざり機織り、織りあがった上布を雪の上にさらし布を白くする雪さらしなどの製作工程を見学、体験し、南魚沼市の伝統文化にふれました。
雪さらしは、江戸時代に発行された「北越雪譜」にも紹介されている冬の風物詩の1つです。春を感じさせる冬日和のなか、白い雪上に反物が並び、伝統的な風景が広がっていました。