埋蔵文化財とは、地中に埋まっている文化財のことです。埋蔵文化財のうち、竪穴住居跡のように動かすことができない不動産を遺構(いこう)、土器や石器などのように動かすことができるものを遺物(いぶつ)といい、これらをあわせて遺跡(いせき)と呼んでいます。南魚沼市内には600か所を越える数の遺跡が見つかっています。
発掘調査について
南魚沼市では、遺跡の保護と保存のため、遺跡内や隣接地、遺跡の存在が予想されるところで工事などの開発行為が行われる際に、文化財保護法に基づき試掘・確認調査を行っています。通常、遺跡は地面に埋まっているため、どこに、どのくらいの深さに、いつの時代の遺跡があるかわかりません。そこで開発予定地の一部を掘り下げて遺跡の有無と内容を確認し、適切な保存と保護を行うための調査を行います。やむを得ず工事により遺跡の保存ができない場合には本発掘調査を行い、記録保存という形で遺跡を後世に伝えます。
開発に伴う試掘・確認調査については、埋蔵文化財の取り扱いのページをご覧ください。
もっと知りたい
南魚沼市民会館展示室、大和公民館展示室では市内の遺跡から発掘された出土品の展示を行っています。
また、新潟県観光文化スポーツ部文化課の埋蔵文化財について知りたい方へもご覧ください。