掲載日:令和3年1月28日更新
国土交通省、新潟県、NEXCO東日本などの関係機関と協力、連携して
1月28日(木曜日)、今冬、関越道や北陸道などで発生した大規模な車両滞留時の乗員保護について、関係機関が協力・連携して乗員の保護誘導などができるよう確認することを目的に、国土交通省北陸整備局、北陸信越運輸局、新潟県、南魚沼警察署、南魚沼市消防本部、南魚沼市、湯沢町、NEXCO東日本新潟支社の合同で、雪害時の乗員保護に関する新潟県現地対策本部の設置、立往生車両からの乗員保護誘導などの訓練が行われました。
訓練では、大雪警報が発表され、関越道の湯沢・六日町インターチェンジ区間で雪によるスリップ事故の多発により通行止めが発生し、自動車の開放までに長時間を要するという想定で、長岡国道事務所に情報連絡本部、北陸地方整備局に乗員保護支援本部、市役所本庁舎に現地対策総括所が設置されました。乗員保護支援本部や現地対策総括所、新潟県庁やNEXCO東日本新潟支社などの関係機関をオンラインで結び、災害対策用ヘリコプターやスマートフォンからの現場映像や情報などを共有しながら、一般社団法人オフロードビークル協会の協力によるバギー隊の支援物資の配布訓練、国道17号湯沢待避所付近に設置した仮設緊急出入り口を活用した乗員保護誘導訓練、市役所本庁舎の応接室を宿泊ホテルと想定した乗員の送迎訓練などが行われました。
訓練開始のあいさつで現地対策本部長の北陸地方整備局 森若道路部長は、「集中的な降雪による対応について、さらなる、迅速化、的確化が必要と考え、関越道を想定として訓練を行います。北陸地方整備局では県防災局などの協力を得て、物資の確保、輸送、配布、安否確認、避難、宿泊手配などについて今日の訓練を経て、連携体制、手続きなどの確認を行い、今後のさらなる連携強化に続けたいと考えています」と語りました。
訓練後のあいさつで林市長は、「年末の集中的な降雪の対応について、県知事をはじめ、北陸地方整備局長などに今回の問題について、私の考えを伝えました。大変混乱している状況で最も大事なのは、現場の指揮ではないかとお話をしていたところ、今日の訓練が実施されることを聞き、共通した認識だったと非常にうれしく思っています。今後も集中的な降雪が恒常的になる恐れがあると思っていますが、何よりも準備をすることが大事だと思います。今日の訓練が、今後につながる有効なものとなるよう、訓練や検証を積み重ねていただければ大変ありがたいです。地元の自治体としては、最大限の力を結集して協力・連携をしていきます」と語りました。