掲載日:令和6年6月1日更新
65歳以上の人 (第1号被保険者)の介護保険料
介護保険の財源
介護保険は、支えあいの精神に基づいて、被保険者が保険料で給付にかかる全体の50パーセントを負担し、国や自治体が公費で50パーセントを負担するしくみです。
保険料は、全国的な人口の比率に応じて、被保険者が負担する全体の50パーセントのうちの27パーセントを40~64歳の人が負担し、23パーセントを65歳以上の人が負担することになっています。
一人ひとりの保険料が介護保険を支えています。必ず納めましょう。
65歳以上の人(第1号被保険者)の介護保険料の決めかた
65歳以上の人の保険料は、介護サービス費用や高齢者人口、要介護(要支援)認定者の推計により算出された「基準額」をもとに決まります。
市の保険料基準額は年額80,400円
保険料の額は、前年の所得に応じて13段階に分かれます。世帯全員が市民税非課税の場合や所得が低い人には、負担が重くならないように配慮されています。「基準額」は3年ごとに見直されます。
低所得者の保険料を軽減します
消費税増税に伴う負担の増を考慮して、第1段階から第3段階の保険料を軽減します。軽減は自動的に適用しますので、申請は不要です。
令和6年度~令和8年度の介護保険料(第1段階から第3段階は軽減適用後となっています)
段階 | 対象者 | 調整率 | 年間保険料 |
---|---|---|---|
第1段階 |
|
基準額の0.285倍 | 22,900円 |
第2段階 |
|
基準額の0.485倍 | 39,000円 |
第3段階 |
|
基準額の0.685倍 | 55,000円 |
第4段階 |
|
基準額の0.90倍 | 72,300円 |
第5段階 |
|
基準額 | 80,400円 |
第6段階 |
|
基準額の1.20倍 | 96,400円 |
第7段階 |
|
基準額の1.30倍 | 104,500円 |
第8段階 |
|
基準額の1.50倍 | 120,600円 |
第9段階 |
|
基準額の1.70倍 | 136,600円 |
第10段階 |
|
基準額の1.90倍 | 152,700円 |
第11段階 |
|
基準額の2.10倍 | 168,800円 |
第12段階 |
|
基準額の2.30倍 | 184,900円 |
第13段階 |
|
基準額の2.40倍 | 192,900円 |
令和6年度から、介護保険料が改定されました
改定のポイント
介護保険料額の改定
高齢化の進展にともなう保険料給付額の増加や、介護保険事業費の被保険者負担割合の変更などにより、保険料額を増加せざるを得ない状況となりました。
基準額が76,900円から80,400円になり、第8期介護保険事業計画(令和3年度~令和5年度)の保険料と比べると0.9パーセントの増加です。
所得段階区分の改定
第9期介護保険事業計画(令和6年度~令和8年度)では、国の標準段階に合わせ、13段階の所得区分で算定します。