掲載日:令和6年9月25日更新
身近な大学を知るきっかけに
9月21日(土曜日)、MUSUBI-BA(南魚沼市事業創発拠点)において、国際大学と南魚沼市の共催事業「IUJむすびばカレッジ」を開催しました。
IUJむすびばカレッジは、国際大学の教員や生徒が専門分野の中から時事を取り上げ、対話を通じて国際大学をより知っていただくための交流の場です。令和5年1月から開催しており、2年目を迎えました。
18回目となる今回は、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの伊藤 将人研究員を講師に迎え、『「ポスト地方創生」のまちづくりを考える』をテーマにお話しいただきました。
東京一極集中の是正、人口減少・少子高齢化対策、人手不足の解消を目的として国の主導で取り組んでいる地方創生も10年が経過し、自治体間の競争が激化する一方、現状では成功と言えるモデルケースはほとんどありません。これを解消するためには、現役世代が将来世代に対する責任を自覚し、短期間に効果が現れる安易な政策に走らず、様々なデータを分析したうえで中長期的なビジョンと計画を策定する必要があるという内容の講義でした。
出身地である長野県池田町で実際にまちづくりに携わった体験談を交えた伊藤講師の講義に、約40人の参加者は興味深く耳を傾けていました。
「IUJむすびばカレッジ」は毎月第3土曜日にMUSUBI-BAにて開催しています。市内の身近な大学である国際大学のことや教えている内容、教職員や生徒のことなどを知る機会として、ぜひ気軽にご参加ください。