掲載日:令和7年4月18日更新
「給油中の数分間 その場を離れず 注ぎ口を見守って!」
南魚沼市では、毎年、暖房器具を使う機会が多い冬になると、灯油の流出が多発します。
ホームタンクから別の容器への小分け中にその場から離れてしまうなど、取扱い不注意が原因の多くを占めています。
灯油が流出すると、火災の危険があるほか、河川へ流出してしまうと、農業、漁業や飲み水などに大きな被害を及ぼすことがあります。
次の点に注意しましょう
- 給油中や小分け中に他の作業はせず、その場から絶対に離れない(流出原因の半数以上を占めます)
- 給油後は、タンクの栓をしっかり閉める
- 配管に破損や腐食がないか確認する
- 落雪で配管を傷めないように注意する
発生年 | 件数 |
---|---|
令和6年 | 13 |
令和5年 | 8 |
令和4年 | 9 |
回収・処理費用は油漏れの原因者
油が河川などへ流出した場合、回収や処理にかかる対策費用や、被害補償などは油を流出させた本人が負担することとなります。状況によっては多額の費用を請求される場合がありますので、灯油の取り扱いには十分ご注意ください。
水路に流れた灯油(油膜)
水路に油膜が浮いている様子。かなり下流まで油膜が続きます。
こんな対策も有効です
- 自動停止する給油補助器具を付ける(ホームセンターなどで購入できます)
- 防油堤を設置する
- タンクや屋内外の配管の腐食箇所を修理交換する(タンクの底部や配管のバルブ付近が腐食し、灯油が漏えいすることがあります。また、風雨に晒される箇所は腐食が早くなります。)
灯油が流出した場合は、応急処置と通報
応急処置
新聞紙や布きれなどで、灯油が水路に流れ出ないようにする。水をまいて油を洗い流すと、河川などへ流出して被害が拡大する可能性が高いため、散水は行わない。
通報
市役所か、近くの消防署へ通報する。
通報先
- 南魚沼市役所環境交通課:電話番号 025-773-6666
- 消防本部:電話番号 025-782-9119
- 消防大和分署:電話番号 025-779-4600