掲載日:令和6年10月4日更新
もっとあたらしく。ずっと南魚沼らしく。
9月29日(日曜日)、南魚沼市民会館で、南魚沼市市制施行20周年記念式典を開催しました。行政関係者や市民など、約450人が出席し、南魚沼市の20周年を祝いました。
林市長は、南魚沼市の20年を振り返り、コロナ禍におけるさまざまな形のご寄付やご支援に対する感謝の言葉を述べ、「今日の南魚沼市の発展は、市民一人ひとりが、この雪深き地で自然と調和し、観光資源の活用や産業の振興に心血を注いできた賜物であります。これからも人と自然、そしてものづくりを大切にして一歩一歩着実に歩みを進めなければなりません。記念事業の統一メッセージでもある『もっとあたらしく。ずっと南魚沼らしく。』を胸に、皆様と共にさらなる飛躍をめざしてまいります」と話しました。
式典の第一部では、来賓のみなさんから祝辞をいただくとともに、南魚沼市発展のために尽力された感謝の意を表すため特別功労者表彰を行いました。
第二部ではヴァイオリニスト宮本笑里さんによるリサイタルを実施し、来場者はヴァイオリンとピアノの美しい音色に聴き入っていました。
南魚沼市市制施行20周年記念 特別功労者表彰 被表彰者の紹介
松井 利夫さん(株式会社アルプス技研 創業者 最高顧問)
南魚沼市出身で設計技術者の派遣・請負業の大手である株式会社アルプス技研の創業者最高顧問の松井さんは「地域を活性化するためには、地域で次世代の起業家を育てることが重要」という思いから、次世代の起業家育成に取り組まれています。
松井さんは南魚沼市に起業家育成支援とリゾートオフィス・田園都市構想の推進を目的に8億円を寄附し、市の産業、経済の発展と地域活性化に大きく寄与しました。いただいたご寄附を活用し、「南魚沼市チャレンジ支援事業」をはじめ、事業創発拠点「MUSUBI-BA」をJR六日町駅に設置するなど、起業者の育成や新たな事業の創発を促進する取組を展開しています。
大坪 賢次さん(ニューヨーク新潟県人会会長 モンテネグロ名誉領事)
南魚沼市では2008年から地域の発展に貢献できる人材の育成を目的に、米国オレゴン州に中学生を派遣していました。しかし、受入先の都合により2019年の派遣を最後に派遣プログラムは終了。そこで新たな派遣先を検討している際に、大坪さんから「政治・経済分野での世界の中心であるワシントンD.C.・ニューヨークを巡り、市内の中学生に大きな刺激を与えたい。」とご提案をいただきました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが終息した2023年度からワシントンD.C.・ニューヨークへの派遣を開始しました。
大坪さんは故郷のみならず日本の発展に大いに貢献できる国際人になってほしいという想いから、在ニューヨーク日本国総領事・大使訪問、国際連合日本政府代表部大使訪問などさまざまな企画をされました。本派遣プログラムに参加した生徒に貴重な体験を提供し、国際感覚の醸成にも大きく寄与しました。