掲載日:令和8年6月1日更新
あの王貞治さんが
あれは小学4年生の頃だったか?友人のS君のお父さんに連れて行ってもらった、まだドームではなかった後楽園球場。春休み、対中日の開幕戦で巨人軍の王貞治選手が放った満塁ホームランを3人で観ました。興奮と感動で人生初の東京体験のお土産は、王選手のサイン入りボールと巨人帽でした。少年たちの誰もが憧れたレジェンドが南魚沼市に。7月8日午後1時半(予定)に市役所でお出迎えします。
ご訪問の目的は、「世界少年野球大会」の開催地としての正式なご依頼。実は、王さんは野球の世界的普及や相互理解を理念に掲げる世界少年野球推進財団の理事長で、毎年各地で世界15か国ほどの子どもたちが参加する大イベントを開催。来年の夏、当市でそれを引き受けてほしいというものです。打診された私たちは当初、対応は難しくご辞退すべきでは、と考えていましたが、実行委員会と何より王理事長の熱意ある要請に心を動かされました。熱戦を繰り広げる勝ち抜き戦のようなイメージではなく、まだ野球が伝わったばかりという国々の参加も。なので、多くの正式な野球場が必要なのではなく「市の持つスポーツ環境で運営が可能である」との財団の言葉もお引き受けする判断の決め手に。
今、あらゆるスポーツ競技界が将来を憂い、底辺拡大が叫ばれています。あの大谷翔平選手が「野球やろうぜ!」と全国の小学校にグローブを贈ったことも記憶に新しい。高梨沙羅選手の「子ども達のジャンプ台を」という訴えが市のスモールシャンツェ大改修の事業へと突き動かしたこと。また、4月に魚沼地区少年野球大会でお披露目となり、映像に大きな歓声があがったベーマガスタジアムのスコアボード改修も広義の意味での趣旨は同じ。南魚沼の「義と愛」の力で素晴らしい大会にしたいものです。この挑戦の先には、今は無理でも将来は指導者となっているかもしれない大谷さんも来てくれるかな、などと夢想するには気が早すぎるか。S君の父君は一昨年他界されましたが、「あの王さんが来ますよ」と聞いたら不思議なめぐり合わせに驚くだろうなぁ。
