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南魚沼市
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ホーム市長の部屋市長日記「無罣礙(むーけーげー)」令和8年度「むーけーげー(無罣礙)」令和8年9月

「むーけーげー(無罣礙)」令和8年9月

掲載日:令和8年9月1日更新

「聖地」の覚悟

令和8年8月8日、市は「お米の聖地 南魚沼」を宣言しました。聖地?なぜ?大人はもちろん、当地の子どもたちでさえ「日本一」と自慢するブランド米『魚沼コシヒカリ』の主要産地ですが、「お米全ての聖地というには…」と思う方もおられるかもしれません。しかし、この宣言は誇らしげな浮ついたものではなく、覚悟を示すためだと思っています。ブランドの誇りとさらなる価値の向上をめざし、世界に冠たる「瑞穂の国」の代表という気概で。

私たちは一朝一夕ではない苦闘の歴史の上に今の地位を得ました。かつて「鳥マタギ米」と酷評された県産米から大逆転に転じた「農林1号」の系統から、のちにコシヒカリと呼ばれる「越南17号」が生まれて70年。ドキュメンタリー番組の『プロジェクトX』でも語られた雪国の地でこの新品種に一縷の望みをかけた先達、栽培の困難さを補う技術の確立。待望だった「自主流通米」制度となってもなお一律だった県産米の買取価格から、魚沼コシの単独上場への運動を唱えた「コシヒカリ共和国」の若者たち。多くのスキー客が口にして評価を高めた民宿の努力。

なぜこのタイミングなのか?と思う方も。「令和の米騒動」によって米価は乱高下し、卸業者や関係者、特に生産農家が翻弄されています。何ということか。そんな今こそ、矜持を失わず米作りの歴史や文化を守り、未来へ引き継いでいくことで一矢報いたい。世界有数の豪雪地で、雪や自然と共生してきた南魚沼の価値。日本を代表する箱庭のような美しい四季の郷。ここから世界に発信できるものの究極は、雪と米ではないか、と思うのです。

ふるさと納税の米分野では、全国で最も高い支持を得ているのは確実。多くの民間企業が私たちとの連携関係を築き始めてくれてもいます。好機は今。大規模改修が始まる「道の駅」も雪と米をテーマに掲げ、地域の未来を示したい。覚悟を持って挑む、これが「宣言」の理由です。

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