掲載日:令和7年2月17日更新
小千谷縮・越後上布 技術伝承者養成講習会
越後上布伝承者養成事業についての説明会を開催します
国指定重要無形文化財の保持団体として認定されている越後上布・小千谷縮布技術保存協会では、指定された技術を後世に残すために、南魚沼市と小千谷市の各所で「苧績み」「いざり機」「絣づくり」の3部門の伝承者を養成しています。
この伝承者養成事業に参加を検討されている方や興味のある方、どのような講習か詳しく知りたい方を対象に説明会を開催します。
越後上布だけでなく、経済産業省が指定する伝統的工芸品である塩沢紬や本塩沢(塩沢お召し)など塩沢織にかかわる仕事についても説明をしますので、そちらに興味・関心のある方も是非ご参加ください。
開催日
令和7年3月1日(土曜日)
時間
午前10時~(1時間程度)
内容
- 重要無形文化財「小千谷縮・越後上布」伝承者養成事業についての説明
- 「越後上布」の苧績み(糸づくり技術)、絣づくり(模様付けの技術)、地機(織り技術)の実演
- 塩沢織(塩沢紬・本塩沢・夏塩沢)についての説明
会場
塩沢織物会館
住所: 〒949-6435新潟県南魚沼市目来田107-1
開催要項
参加申込・問合せ先
越後上布・小千谷縮布技術保存協会(塩沢織物工業協同組合内)
- 電話番号 025-782-1127
- ファックス番号 025-782-1128
苧績(おう)み技術講習会
越後上布の最大の特徴は、薄くて軽いこと。その薄さは、江戸時代に「天保銭の穴をもとおる」ともてはやされたほどです。苧績みは、その最大の特徴を出すのに最も重要な作業で、苧績みの良しあしで上布の良しあしも決まるともいわれています。
- 実施年度:昭和42年度~
- 実施内容:青苧を爪で裂いて越後上布の糸にする
- 実施地区:塩沢地区(南魚沼市)、川窪地区(南魚沼市)、五日町地区(南魚沼市)、川口地区(長岡市)、小千谷地区(小千谷市)
- 受講期間:20日間
いざり機技術講習会
織りの講習会では、居座機(いざりばた)織りはもちろん、糸ののり付けや撚りかけ、おさ通し、ちきり巻きなどを、11月から翌年の3月までの100日間で講習します。
- 実施年度:昭和48年度~
- 実施内容:糸繰り、糊付け、整経、機巻、いざり機織など
- 実施地区:塩沢地区(南魚沼市)、小千谷地区(小千谷市)
- 受講期間:100日間
絣(かすり)作り技術講習会
越後上布の絣模様は、上布の麻糸を木綿糸などでくびって染料につけ、模様になる部分を染め残すという方法でつくられます。織りあがった反物の模様がかすれて表現されるところに特徴があり、素朴で涼やかな風合いに仕上がります。
- 実施年度:平成23年度~
- 実施内容:製図、墨付け、絣くびりなど
- 実施地区:塩沢地区(南魚沼市)、小千谷地区(小千谷市)
- 受講期間:20日間
連絡先
越後上布・小千谷縮布技術保存協会
- 場所 〒949-6435新潟県南魚沼市目来田107-1(塩沢織物工業協同組合内)
- 電話番号 025-782-1127
- ファックス番号 025-782-1128