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止血法

掲載日:平成29年9月15日

交通事故やけがなどで出血した場合、出血を止めなければ生命に危険を及ぼします。

ここでは、止血法を紹介します。

止血の必要性

私たちの体内には体重の13分の1から14分の1程度の血液があります。

一般に血液の20%が急速に失われると出血性ショックという重篤な状態になり、30%を失えば生命に危険を及ぼすといわれます。そのため出血量が多いほど、止血を迅速に行う必要があります。

出血の説明

例として体重60キログラムの成人では約5リットルの血液があります。

そのうち、1リットル失われると出血性ショックとなり、1.5リットル失われると生命に危険を及ぼします。

血液量はペットボトルを想像していただくとわかりやすいかと思います。

ショック状態でみられる症状

ショック状態では以下の症状がみられると言われています。

  • 顔色が蒼い。
  • 表情がぼんやりしている。
  • 冷汗をかいている。
  • 皮膚が青白く、冷たい。

直接圧迫止血法

止血法としては、出血している部位を直接圧迫する「直接圧迫止血法」を行います。手順は次のとおりです。

出血部位を確認

出血部位の確認の画像

出血している部位をしっかりと確認します。きず口が土や砂で汚れているときは、水道水などきれいな水で十分に洗い流します。

出血部位を圧迫

止血法をしている画像

清潔なガーゼやタオルなどを重ねてきず口に当て、その上から、出血部位を指先や手のひらで強く圧迫します。感染防止のため血液に直接触れないように、できるだけビニール袋などを使用しましょう。

大きな血管からの出血や女性などで力がない場合は、両手で体重を乗せながら圧迫します。

実施時の注意事項

  • 細いひもなどで手足の根元を縛る方法は、神経などを痛める場合があるので行わないでください。
  • 圧迫位置が出血部からずれていたり圧迫する力が足りないと十分止血できず、ガーゼなどが血液で濡れてきますので、上からガーゼなどを足してください。それでも血液で濡れてくる場合は、出血部位を再度確認し、圧迫しなおしてください。
  • 大量に出血している場合や出血が止まらない場合、傷病者の状態がおかしいと感じた場合には、直ちに119番通報してください。

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