掲載日:令和6年12月19日更新
令和6年10月26日(土曜日)に、雪国おくにじまん会館で食のトークイベントを行いました。
今回は、南魚沼市で生まれ、ハワイで育った料理家のモラー直子さんを講師に迎え、明治初期にハワイへ渡った日本人から受け継がれている日系人の食文化、中でも今回は「お米」に焦点を当て、お話をしていただきました。
地域の外に目を向け、日本から離れた土地で受け継がれている食文化や暮らしを知ることで、私たちの地域を改めて見つめる機会となりました。
イベントの内容
タイトル:食のトークイベントin南魚沼「海を渡った人々と食」
開催日:令和6年10月26日(土曜日)
会場:雪国おくにじまん会館
講師:モラー直子さん(料理家、Japan Food Studies College)
南魚沼市(旧大和町)生まれ。8歳よりハワイのお寺で育ち、日本とハワイを行き来しながら、禅寺の精進料理を学ぶ。現在、北カリフォルニアでオフグリッドで暮らし、冬場はハワイで精進料理や食文化、英語教育関係の講演活動をしている。
当日の様子
トークイベントでは、明治元年に日本人初の海外移民であった人々が、お米や醤油、味噌などを抱えてハワイに渡り、以降、苦しい暮らしの中でも、単におなかを満たすだけでなく日本人の精神を宿すものとして、日本の食文化を大切に受け継いでいった歴史などをお話していただきました。
また、現在もハワイの日系人の人々はお正月に集まり、餅つきをしていることから、その様子などを紹介していただきました。
参加されたみなさんは興味深く耳を傾けており、ハワイで受け継がれている食文化、そして自身の地域の食文化や暮らしについても、「もっと知りたい」という感想をいただきました。