応援メッセージ

令和8年8月8日

 このたびスタートする「お米の聖地 南魚沼」プロジェクトは、南魚沼産コシヒカリという世界に誇る地域資源を核に、農業・食・観光・教育・健康をつなぎ、地域全体の未来を育てていく大変意義深い取り組みです。

 お米は単なる農産物ではありません。豊かな自然、水、気候、そして先人たちが受け継いできた知恵や営み、人と人とのつながりが結実した「地域文化そのもの」です。南魚沼のお米が高い評価を受け続けている背景には、こうした長い歴史の中で培われた文化と誇りがあります。

 これからの地域づくりでは、地域の魅力を外へ発信することはもちろん、地域に暮らす人々が自らの価値を再発見し、未来へ受け継ぐことが何より重要です。「お米の聖地 南魚沼」は、市民一人ひとりが地域に誇りを持ち、その誇りが次の世代へと受け継がれていくシビックプライドの象徴となることでしょう。

 南魚沼は、日本の米づくりを代表する地域であるだけでなく、日本の食文化を未来へつなぐ地域でもあります。この挑戦が全国の地域づくりの新たなモデルとなり、多くの人々が南魚沼を訪れ、お米を味わい、人と文化に触れ、地域の魅力を実感することを心から期待しています。

 地域ブランドは商品を売るためだけに存在するのではなく、人々が地域の歴史や文化に誇りを持ち、その価値を未来へ受け継ぐための文化基盤でもあります。「お米の聖地 南魚沼」は、まさにその新しい地域ブランドの姿を示す挑戦です。

 「お米の聖地 南魚沼」が、日本、そして世界へ誇るブランドとして大きく羽ばたくことを心より応援いたします。

法政大学文学部地理学科、
大学院地域創造インスティテュート
教授 増淵 敏之